三重テレビ『ゲンキみえ生き活きリポート』2014年2月16日放送

商工会議所の呼びかけで開発し誕生した『亀山ラーメン』!
隠れた名物ラーメン、新作ラーメンを対象にした『ご当地ラーメングランプリ』で、なんと初代グランプリに輝きました!

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亀山市で新たに誕生した名物『亀山ラーメン』!
亀山市内のラーメン店、食堂、ゴルフクラブのレストランに商工会議所、亀山市、そして、三重県が協力して開発!!
三重県に初めて誕生したご当地ラーメンとして去年9月より販売を開始。

隠れた名物ラーメン、新作ラーメンを対象にした『ご当地ラーメングランプリ』で、なんと初代グランプリに輝きました!


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『世界を目指せ!亀山ラーメン会』会長の伊藤幸夫さんに『亀山ラーメン』を開発した経緯についてお聞きしました。

「最初に商工会議所さんから、観光で町おこしをするために亀山をもっと活性化したいとお話があり、やはり他所からお客さんを招き入れるなら、『食』で『ラーメン』だと。
老若男女に幅広く親しみやすいラーメンを作り、お客さんに食べてもらおうと始めました」

亀山商工会議所の呼びかけでスタートし、県や市の応援を受けて完成した『亀山ラーメン』は、現在、11店舗で食べることができます。


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そのうちの1軒がこちらのゴルフ場、『ライオンズゴルフ倶楽部』


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亀山ラーメンの条件は3つ。
①牛骨スープをベースに、亀山ラーメン会が調合したオリジナルブレンド味噌を使うこと
②三重県産小麦の『ニシノカオリ』を原料とした麺を使うこと
③具材に三重県産の『ハタケシメジ』『ハナビラダケ』『ヒラタケ』の3種のキノコを入れること


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そしてこちらが『ライオンズゴルフ倶楽部』の『亀山ラーメン』。
亀山ラーメンのコンセプト通り、3種のキノコと牛骨スープに亀山ラーメン味噌、そしてニシノカオリの麺が使われています。
こちらの特徴は、それぞれのキノコにそれそれの味付けがしてあることだそう。


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次にご紹介するのは、『肉の水炊き むかい』。
「しゃぶしゃぶ」の呼び名が定着する前から、牛肉の水炊きを出している老舗です。


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『肉の水炊き むかい』では3種類の『亀山ラーメン』を提供。
なんとこちらは、松阪牛の入った『特上松阪牛入亀山ラーメン』!い
柔らかく、スープにも良く合います。

さらに亀山ラーメンお約束の、3種類のキノコにも、ひと工夫。
バターの香りが効いているのですが、炒めただけではなく、企業秘密だそう。


→『肉の水炊き むかい』


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続いては、みそ焼うどんの有名店でもある『うえだ食堂』。


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その『亀山ラーメン』がこちら!
亀山市民の胃袋を50年に渡って支えてきたお店のこだわり、それは何よりも、スープ。
手間をかけて、雑味を取り除いた牛骨スープは、あっさり仕立て。
3種類のキノコはシャキシャキ感を際立たせるため、サッと素揚げしてあります。
老若男女に楽しんでもらえる、まさに食堂のラーメンです!

「思ったよりあっさりしているので最後までおいしく飲めた、と言われるのがうれしいです」
と、お店の上田昌子さん。


→『うえだ食堂』


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こちらは、住宅街の一角にある『中国名菜(めいさい) しらかわ』。
本格中華が味わえるお店です。


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こちらの『亀山ラーメン』は、他店とはちょっと見た目が変わっています。
ピリ辛、台湾ラーメン風の『亀山ラーメン』。
オリジナルの味噌に、肉味噌をさらにブレンド。
唐辛子をはじめ、様々なスパイスを効かせ、ガツンとインパクトある口当たりを演出します。

3種類のキノコは、素材な味、歯応えをそのまま味わってもらうため、さっと湯通しするだけ。
しかし、濃厚なスープ、肉味噌と一緒にいただくと絶妙なハーモニーです


→『中国名菜(めいさい) しらかわ』


それぞれのお店が、それぞれの工夫で競い合う、それが亀山ラーメンなんですね。


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1月半ば、亀山市内で『ご当地ラーメングランプリ』獲得の報告会が開催され、亀山ラーメン会のメンバーや、応援してくれた大勢のサポーターが集まりました。

グランプリは、開発に携わった市内の飲食業の方の努力、商工会議所、県、市の支援、そして、サポーターの熱い応援が導いた快挙です。


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『白熊ラーメン』会長の谷岡道信さん(左)と『川森食堂』の川森篤さん。

谷岡「京都や愛知など、県外からの反響も大きいです。電話での問い合わせも多いですね。限定30食でやっていたんですけど、今はそれでも足りなくて、限定を超えて販売している状況です」

川森「『亀山ラーメン会』として、色んなお店さんや事業者さんと一緒に協力しあって、形にでき、繋がりが生まれました。また、応援してくださったサポーターのみなさんとの関わりができたことが、すばらしい経験です」


→『白熊ラーメン』
→『川森食堂』


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鈴木英敬三重県知事(左)と横井義之亀山市長。

知事「食というのはライフスタイルの基本だから、その地域を一番よく示すものだと思います。その食で、みんながまとまるということは、自分たちの地域を愛しているということなので、亀山市のこういう取り組みは良いことだと思うし、これからも応援したいと思います」

市長「先行する『亀山みそき焼うどん』があり、そこに新たにラーメンで切り込んだという発想に敬意を表したいですし、相乗効果を生み出して、亀山のPRやそれぞれお店の発展に繋げていけたら、とてもうれしいですね」

生み出すために地域がひとつになる。
競い合って、地域を熱くする。

そして、湯気立つおいしさの向こうに、次の可能性を浮かび上がらせる。

亀山ラーメンの伝説は、今、始まったばかりです!